静岡で春のサクラエビ初競り、駿河湾の水揚げと燃料不足の懸念

サクラエビ春漁の解禁

国内では静岡県の駿河湾だけで水揚げされるサクラエビの春漁が解禁され、静岡市清水区の由比漁港で4日、初競りが行われた。初日の水揚げは約14トンで、昨春の3倍超となった。由比港漁業協同組合によると、イラン攻撃による原油の供給不安が影響し、漁船の燃料が十分に備蓄されていない状況であり、今後の水揚げに影響を及ぼす可能性があるという。

4日早朝の漁港では、仲買人が箱に入った鮮やかなピンク色のサクラエビを手に取り、品定めを行っていた。市場の活気が感じられる中、漁業関係者は期待を寄せている。

燃料不足の影響と対策

由比港漁協の大石達也組合長(55)は、「春は身が引き締まっているので、かき揚げにして食べるのをお勧めしたい」と語った。また、燃料不足については「大変厳しい状況であり、船の出航数やスピードを制限するなどの対策が必要となるかもしれない」との見解を示した。

静岡市によると、由比市場の平均価格は1箱(約15キロ)約6万6千円で、昨春よりも安価で取引されている。春漁は6月5日までの予定であり、漁業者たちは今後の動向を注視している。

不漁の影響と今後の展望

サクラエビ漁は例年、春と秋に実施されているが、2018年春から不漁が続いており、漁業者は休漁などの自主規制を行いながら操業を続けている。昨年の春と秋の総水揚げ量は約505トンであり、漁業界全体にとって厳しい状況が続いている。

今後の水揚げ量や市場価格に影響を与える要因が多く存在する中、漁業者たちは持続可能な漁業を目指し、さまざまな対策を講じていく必要がある。

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