災害に強い断熱住宅の備蓄プロジェクトが始動

災害用簡易住宅「インスタントハウス」のクラウドファンディング開始

断熱性に優れた災害用簡易住宅「インスタントハウス」を備蓄するためのクラウドファンディング(CF)が、漫画家のちばてつやさんらによって始まりました。このプロジェクトは、北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表を受けて、避難所の寒さ対策が改めて課題となる中でスタートしました。ちばさんは「災害のたびに胸を痛めていた。被災者の力になれれば」と語っています。

名古屋工業大学の北川啓介教授が開発したこの住宅は、床面積約20平方メートルの円柱形で、外壁には防炎シートを使用しています。このシートは空気で膨らませ、内側からは人体に無害な発泡ウレタンを吹き付けて設営されます。高い断熱性を持ち、積雪や強風にも耐えることができるため、非常に実用的です。材料はスーツケースで運搬可能であり、名古屋工業大学に備蓄し、災害時には被災地へ配送される予定です。

ちばてつやさんの経験とクラウドファンディングの目標

ちばさんは幼少期に旧満州(中国東北部)からの引き揚げを経験しており、「生き残っても、家がなくて死んでいく人を随分見てきた」という思いから、このクラウドファンディングを企画しました。彼の経験は、災害時における住居の重要性を強く印象づけています。

今回のクラウドファンディングの目標金額は500万円です。支援者には、ちばさんが描いた人気相撲漫画「のたり松太郎」のキャラクターをデジタル版画化し、直筆サインと落款を添えて提供する特典が用意されています。

募集期間と今後の展望

このクラウドファンディングの募集期間は、来年の1月31日までとなっています。多くの人々の支援を受けて、災害時に役立つ「インスタントハウス」が実現することが期待されています。

ちばさんの取り組みは、災害に対する備えを強化するための重要な一歩であり、今後の展開に注目が集まっています。

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