金沢の兼六園で冬の風物詩「雪づり」がスタート
日本三名園の一つ、金沢市の兼六園で1日、北陸の冬の風物詩として知られる「雪づり」の作業が始まった。湿った雪の重みで木の枝が折れないよう縄を円すい状に張る。縄に包まれた木々の光景は来年3月中旬まで見られる。
唐崎松の作業開始
高さ約10メートル、幅約26メートルと園内随一の枝ぶりを誇る「唐崎松」から作業を開始した。穏やかな天候の中、高さ約14メートルの柱の上から庭師が縄を投げ下ろし、別の庭師らが次々と枝に結び付けた。
この作業は、冬の厳しい気候から木々を守るために欠かせないものであり、地域の伝統的な技術が活かされている。庭師たちは、慎重に縄を扱いながら、作業を進めていった。
地域の人々の反応
埼玉県和光市から友人らと訪れた杉本倫子さん(63)は、「テレビで見ていた冬支度の風景をたまたま見られて良かった」と笑顔で語った。訪れた観光客たちも、この特別な光景に感動している様子だった。
雪づりは、マツやツツジなど約800カ所で実施され、延べ約500人の庭師や造園業者が来月中旬までに作業を終える予定である。使用される縄は重さ計約4トン、長さ計約120キロに上る。
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