道路標識に貼られた大量のステッカーが引き起こす観光客のマナー問題
野沢温泉スキー場(長野県野沢温泉村)のゲレンデ付近に位置する県道の道路標識が、雪に埋もれた状態で訪れる観光客に人気の写真スポットとなっています。特にインバウンド(訪日客)からの注目を集めており、手が届く高さで記念撮影ができることが魅力の一つです。しかし、その一方で、標識に大量のステッカーが貼られたり、傷つけられたりする被害が相次いでおり、県は対策を講じることになりました。
標識の状況と観光客の反応
この標識は高さ約5メートルで、標高約1400メートルの地点に設置されています。冬季には積雪のため道路が通行止めとなることが多く、スキー場の運営会社によると、数年ごとに約4メートルまで雪に埋まることがあります。特に今季は雪が多く、交流サイト(SNS)を通じて外国人観光客の間で話題となり、20~30人が撮影待ちで列を作ることもあったと言われています。
県が5日に現地を確認したところ、標識には約170枚のステッカーが貼られ、スキーのストックで擦ったような傷も複数見つかりました。このため、県職員はステッカーをはがし、標識をロープで囲む措置を取りました。また、日本語と英語で「道路標識にさわらないで!」と記した看板も設置し、観光客に注意を促しています。
マナーの重要性と県の対応
県は、標識を傷つける行為が違法行為となる可能性があることを指摘し、「多くの人が訪れてくれるのはありがたいが、マナーを守って楽しんでほしい」と呼びかけています。観光地としての魅力を保つためには、訪れる人々の協力が不可欠です。
このような状況を受けて、県は今後も観光客に対する啓発活動を続け、標識の保護に努める方針です。観光客が安心して楽しめる環境を整えることが、地域の観光振興にもつながると期待されています。