能登での地震と洪水による二重の災害、浸水想定区域外でも犠牲者発生

豪雨による被害の実態

2024年9月、石川県・奥能登地域を襲った豪雨により、県が示した「洪水浸水想定区域」の範囲外でも住宅が流され、犠牲者が出ていたことが20日、県への取材で明らかになった。記録的な雨量が降った影響で、24年元日の能登半島地震によって崩れやすくなっていた土砂や木が河川に流れ込み、氾濫が広がったことが要因とされている。

この豪雨による災害関連死を含め、合計で21人が犠牲となった。発生から21日で1年半が経過する中、識者は大地震後には想定外の災害が起こり得るとして、警戒が必要であると指摘している。

洪水浸水想定区域の重要性

洪水浸水想定区域は、大規模河川や家屋などの防護対象が近くにある1級、2級河川を対象に、国や都道府県が指定するものである。予想される最大規模の降雨を基に、浸水の恐れがある範囲や浸水の深さを地図中に示す。この情報は、市町村が作成するハザードマップの基礎資料となる。

国土交通省は、想定区域を指定する際に参考とする手引を改定する方針を示しており、今後の災害対策に向けた取り組みが期待される。

具体的な被害状況

石川県によると、豪雨では輪島市久手川町で塚田川が氾濫し、周辺で4人が犠牲となった。そのうちの1人は、自宅が洪水浸水想定区域の外にありながらも、自宅ごと流されてしまった。このような事例は、想定区域の外でも災害が発生する可能性があることを示しており、地域住民の防災意識の重要性が改めて浮き彫りとなった。

今後、地域の防災対策を強化し、住民の安全を確保するための取り組みが求められる。特に、過去の災害を教訓にし、より具体的な対策を講じることが急務である。

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