聖人画が94年ぶりに大阪に帰還、バチカンからの特別展示
ローマ教皇に1931年に献上され、バチカン美術館が所蔵する全26点のキリシタン肖像画「日本二十六聖人画」のうち、2点が94年ぶりに「里帰り」し、大阪市のカトリック玉造教会で展示されています。展示は9月15日まで行われています。
「日本二十六聖人画」の背景
「日本二十六聖人画」は、広島県出身の日本画家岡山聖虚(1895~1977年)の代表作として知られています。この作品は、豊臣秀吉のキリシタン弾圧により、1597年に長崎で殉教した26人の聖人を一人ずつ描いた掛け軸であり、1点の大きさは縦約190センチ、横約75センチに及びます。
今回展示されたのは、京都出身の大工「聖フランシスコ吉」と、岡山出身の伝道士「聖ディエゴ喜斎」の肖像画です。これらの作品は、キリシタンの歴史や文化を深く理解するための貴重な資料となっています。
展示の意義と反響
この展示は、長い間バチカン美術館に所蔵されていた作品が日本に戻る貴重な機会であり、多くの人々にとって感慨深いものとなっています。特に、キリシタンの歴史に興味を持つ人々や、岡山聖虚の作品に親しんできたファンにとって、待望の展示となっています。
展示会場では、訪れた人々が作品を鑑賞しながら、当時の歴史や背景について学ぶことができるプログラムも用意されています。これにより、より多くの人々がキリシタンの歴史に触れる機会を得ています。