綾野剛と亀梨和也、14年ぶりの共演で大雨の中の緊迫シーンとインタビュー映像公開

特別映像の解禁
俳優・綾野剛が主演を務める映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男~』(6月27日公開)の本編映像に加え、メイキングやインタビューなどが凝縮された特別映像が解禁された。14年ぶりの共演にも関わらず「昨日会った?というテンションで会えちゃう」という綾野と「不思議だよね」としつつも笑顔で同意する亀梨和也。二人は本作での大きな見どころの一つである、豪雨の中での対峙シーンを振り返り、「誇りに思う」(綾野)、「素敵な思い出」(亀梨)と口を揃えた。
映像では、薮下誠一(綾野)が自身への疑いを晴らすために、証言を得ようと保護者宅のインターホンに向かって「お願いします!」と何度も頼み込む姿が映し出されている。それを待ち構えていたかのように薮下にフラッシュを浴びせる鳴海三千彦(亀梨)の姿も見られ、マスコミの報道で追い詰められた薮下は、雨の中傘も差さずに鳴海の胸ぐらを掴み、感情を爆発させながら自分の思いを訴える。
本物の豪雨の中での撮影
このシーンは人口的に雨降らしを行っているのではなく、実際の豪雨で撮影された。テスト段階では晴天だったが、本番直前に急に雲行きが怪しくなり、激しい雨が降り出した。綾野はこのシーンの撮影について「亀ちゃんは嵐まで呼んじゃうから!本当に強烈だった」と笑い、亀梨も「それは剛くんでしょ!すごいですよ。最初は(スタッフによる)雨降らしだったのにリアル雨ですから」と続けた。
撮影中、全身がずぶ濡れになり、気力も体力もすり減るような過酷な状況だったが、亀梨は「シーンとすごくリンクしていて、素敵な思い出になっています」と嬉しそうに語った。綾野も「このシーンを亀ちゃんと立ち向かえたことをすごく誇りに思う」と満足そうに振り返った。
共演者としての成長
綾野と亀梨は、共に重要なシーンを作り上げたが、一緒にインタビューを受けるのはこれが初めてである。綾野は初めての共演について「自分の至らない芝居を真正面で受けてくれた」と振り返り、14年が経ち2回目の共演となった本作では「お互いの成長を確かめるようにすごく丁寧に作っていけた」と述べた。
亀梨については「面倒見のいい兄貴肌」と評し、綾野は「俳優業をやる上の恩人的な人」と信頼を寄せていることを明かした。テスト後の瞬間を捉えたメイキング写真からも、二人の間には和やかながらも堅い信頼感が流れていることが感じられる。
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