熊本から能登地震復興への支援派遣を行う市職員の取り組み

熊本市職員、石川県珠洲市で復興支援

2024年元日に発生した能登半島地震や同年9月の豪雨により、大きな被害を受けた石川県珠洲市の市役所で、熊本市の職員である後藤升郎さん(57)が応援派遣職員として復興に尽力している。後藤さんは、10年前の熊本地震での被災経験から「あの時の恩を返したい」という思いを抱き、2024年5月から珠洲市で働くことを決意した。本年度も引き続き、同市での活動を続けることを決めた。

後藤さんは、環境建設課の環境係で災害ごみの管理などを担当している。係のメンバーは9人で、そのうち7人が応援の職員で構成されている。珠洲市の門前修・業務主任は「地元職員だけではできないので、本当にありがたい」と感謝の意を示している。

恩返しの思いを胸に

2016年4月に発生した熊本地震の際、熊本市では各地の自治体から派遣された職員が避難所の運営や被災家屋の調査などを支援した。後藤さんは「どこかで災害が起きたら恩返しをしたいと、ずっと考えていた」と語り、今回の派遣に至った経緯を明かした。

彼のように、災害を経験した人々が他の地域での復興支援に参加することは、地域間の連携を強化し、被災地の復興を加速させる重要な要素となっている。後藤さんの活動は、地域社会における助け合いの精神を象徴するものであり、多くの人々に希望を与えている。

地域の力を結集して

珠洲市では、後藤さんを含む応援職員たちが、地域の復興に向けたさまざまな取り組みを行っている。災害ごみの管理だけでなく、地域住民とのコミュニケーションを図りながら、復興に必要な情報を収集し、適切な支援を行うことが求められている。

このような支援活動は、被災地の復興にとって欠かせないものであり、今後も多くの職員がその役割を果たしていくことが期待されている。後藤さんのような志を持つ人々が、全国各地で活躍することで、より強固な地域社会の形成が進むことだろう。

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