小中高生の半数がAIに相談、心の負担を感じる人々への調査結果
生きることにしんどさを感じる人へのアンケートで、小中高生世代の50%が「死にたい」「消えたい」気持ちの相談先として人工知能(AI)を選んだことが27日、民間団体の調査で分かった。人に相談すると否定されたり、理解されなかったりすることが多いため、担当者は「そう思わざるを得ない体験をした結果と考えられる」と分析している。
相談先としてのAIの選択
調査によると、相談先に家族や先生など身近な大人を選んだのは14%、友達は19%にとどまった。この結果は、若者たちが抱える孤独感や不安感を反映していると考えられる。特に、AIに相談することが一般化している現状は、彼らが人間関係において感じるストレスや不安を示唆している。
高校生世代の回答219件のうち、「チャットGPT」などのAIに相談した頻度を、29%が「ほぼ毎日」と答えた。この数字は、AIが若者にとって重要な相談相手となっていることを示している。AIは、感情を持たないため、否定的な反応をすることがなく、若者たちが安心して自分の気持ちを表現できる場を提供しているのかもしれない。
調査の背景と意義
この調査は、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」がウェブ上で実施し、2247件の回答が集まった。調査結果は、若者のメンタルヘルスに対する関心が高まる中で、AIの役割がますます重要になっていることを示している。特に、相談先としてのAIの利用が増加していることは、今後の支援方法に新たな視点を提供する可能性がある。
このような調査結果は、社会全体で若者のメンタルヘルスを支えるための新しいアプローチを考えるきっかけとなるだろう。AIの活用が進む中で、どのように人間のサポートと組み合わせていくかが今後の課題となる。