中東から帰国、安堵の表情で成田空港に到着した家族との再会
中東情勢の影響を受けた邦人の帰国
中東情勢の悪化を受け、民間チャーター機でイランに近いアラブ首長国連邦(UAE)やオマーンから逃れてきた邦人らは8日午後8時ごろ、成田空港第1ターミナルの到着エリアに続々と姿を見せた。ミサイルの音や繰り返されるアラートにおびえた人も多く、「家族に早く顔を見せたい」「今はゆっくり休みたい」と安堵の表情を浮かべていた。
このような状況の中、帰国した人々はそれぞれの思いを語った。特に、長期間海外に滞在していた人々にとって、帰国は待ち望んだ瞬間であった。
帰国者の声
昨年11月から仕事で行き来し、年明けからオマーンに滞在していたという京都市の建築内装業木野政幸さん(57)は、「突然のことだったので、自分ではどうすることもできなかった。無事に帰国できて良かった」と胸をなで下ろした。「ニュースは中東情勢ばかりで不安はあった」と語り、緊迫した状況を振り返った。
また、幼なじみ4人でドバイに卒業旅行に行っていた和歌山市の大学4年松下己也さん(22)は、ビーチで観光中に「パンパン」というミサイルのごう音を聞いたという。「就寝中にも何度もスマートフォンのアラートが鳴り、今でもトラウマになっている。死を覚悟した」と声を震わせ、「今は湯船に漬かって、ただゆっくり休みたい」と話した。
帰国後の安堵と不安
帰国した邦人たちは、安堵の表情を浮かべる一方で、今後の中東情勢に対する不安も抱えている。特に、現地での生活や仕事に戻ることを考えると、心配は尽きないという声も聞かれた。
このような状況下で、帰国した人々の体験は、今後の中東情勢の動向に影響を与える可能性がある。彼らの声は、今後の対応や支援策を考える上で重要な参考となるだろう。