地元産大麦使用の「讃岐もち麦うどん」が人気急上昇!豊富な食物繊維で健康志向に応える

讃岐もち麦うどんの人気

石丸製麺(高松市)が2023年に発売した「讃岐もち麦うどん」が人気を集めている。このうどんは、香川県善通寺市産の食物繊維が豊富な大麦「ダイシモチ」を25%練り込んでおり、健康志向の消費者に向けた商品である。オンラインストアでの価格は380円で、2025年9月から26年3月の売上高は前年同期比1.5倍に伸びた。

この商品が開発された2022年ごろは、新型コロナウイルス禍の影響で運動不足の人が増加していた。石丸製麺の津村孝幸(つむら・たかゆき)さんは、「体に良い食品へのニーズが高まり、当社も全粒粉やお茶を使ったうどんを増やし始めた時期です」と語っている。

弘法大師とダイシモチ

弘法大師空海は善通寺市で生まれたとされており、2023年の「生誕1250年」を前に大師の名を冠したダイシモチにも注目が集まっている。津村さんは「素材として魅力を感じました」と述べている。

日本で生産されるうどんの大半はオーストラリア産小麦が原料であるが、「タンパク質の少ないダイシモチを混ぜると麺が切れやすくなる」とのことで、高い製造技術が要求される。石丸製麺は2000年以降、タンパク質の少ない別の香川県産小麦でうどんを作り続けてきた経験があり、「意外とすんなり完成しました」と津村さんは振り返る。

発売当初の苦戦と評価の向上

しかし、発売当初は苦戦を強いられた。「実は健康志向の商品はPRが難しい」と津村さんは語る。通常品に比べて値段が2~3割高く、効用が理解されるまでには時間がかかる。2025年には「かがわ県産品コンクール」で最高賞を受賞し、評価が上向いた。

津村さんは香川県出身で、現在51歳である。彼の努力と石丸製麺の技術が結実し、讃岐もち麦うどんは今や多くの消費者に支持される商品となっている。

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