日仏連携で重要鉱物供給網を強化、ホルムズで原油確保へ

高市首相とマクロン大統領の会談

高市早苗首相は1日、フランスのマクロン大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談を行った。両首脳は、輸出規制などの経済的威圧を強める中国を念頭に置き、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化に向けた戦略的連携を進めることで一致した。また、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖を受け、重要物資である原油の安定供給に向けて緊密に意思疎通を図ることを確認した。

さらに、次世代型原発と位置付けられる高速炉の開発や、人工知能(AI)分野での協力についても合意に至った。これにより、両国の技術協力が一層強化されることが期待される。

共同声明と国際情勢への対応

会談後、両首脳は共同声明に署名し、原子力やAI、国際保健での協力事項を盛り込んだ共同文書を発表した。高市首相は共同記者発表の中で、「国際情勢が厳しいからこそ、両国首脳が連携を強固にする意義がある」と強調した。

一方、マクロン氏は「国際法や民主主義が両国の土台だ。ホルムズ海峡の自由な航行を目指している」と述べ、両国の協力の重要性を再確認した。

重要鉱物の輸出規制に関する懸念

会談では、中国を念頭に置き、重要鉱物などの輸出規制に対する深刻な懸念が共有された。日仏企業が進めるレアアース(希土類)精製事業を含め、連携を加速することが確認された。これにより、両国の経済的な結びつきが一層強化されることが期待される。

今後の国際情勢において、両国がどのように協力し合い、課題に立ち向かうかが注目される。両首脳の会談は、その第一歩となる重要な機会であった。

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