全国学力テスト結果発表、都道府県別正答率の継続に注目!

小学6年生と中学3年生を対象に毎年実施される全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果公表について、文部科学省が新たな方針をまとめたことが、11日の関係者への取材で明らかになった。この方針では、都道府県や政令指定都市別に平均正答率を算出する現行の方法を継続することが提案されている。

公表時期の変更とデータ返却の早期化

今回の案では、自治体別の結果公表を8月以降に遅らせる一方で、学校へのデータ返却を現在よりも約10日程度早め、7月中旬に行うことが計画されている。これにより、現場の分析時間を確保し、教育現場でのデータ活用を促進する狙いがある。

これまでは、データ返却と結果公表の間隔が短く、特に2024年度は両者ともに7月下旬に実施される予定であった。このため、現場の分析時間が不足し、平均正答率の順位に過度に注目が集まる傾向があった。これに対して、自治体間の過度な競争を懸念する声も上がっていた。

新たな公表方法の概要

文部科学省は11日午後に行われた作業部会でこの案を提示し、了承されれば2025年度調査から公表方法を変更する意向を示している。具体的には、夏休み前の7月中旬に学校へデータを返却し、各教育委員会には下旬に提供することが計画されている。

全国の平均正答率や全体の分析結果については、これまで通り7月に公表されるが、都道府県や政令市別の結果公表は8月以降となる。さらに、正答率を示すだけでなく、表やグラフを充実させることで、より分かりやすい情報提供を目指す。

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